タグ:野口能也

野口能也の関心アロケーション1

人工知能が囲碁のチャンピオンを破ったというニュースを見かけて、そこで株式市場を引き合いに出すコメントを見かけて、何か書こうかと思ったのだが、特に新しいことが見つからない。そもそもチェスや将棋における計算機の活躍だって、特に最近の話ではないと思うのだが、いずれにせよ我々は道具の活用について、太古の昔から常に工夫してきた。小さな例で恐縮だが、かつてシステム運用と呼ばれていた類はクオンツへと変身し、最近ではスマートベータなる商品を生み出したが、もっとも大きく変わったのは、おそらく名称である。あるいは株の運用を巡っては、PERのような指標まで遡ることができるかもしれないが、要するにキリがない。しばらく前に、バフェットの投資をシステマティックに真似て、より広範な対象へと適用する「バフェットロボ」についての記事を書いたのだが、ここを出発点に、計算機の強さについて振り返ることから始められるだろうか。

「バフェットロボ」のつくり方 : FOLIO(フォリオ)
http://www.bsfolio.com/archives/27500001.html
続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

野口能也の関心アロケーション
先日、日経新聞が報道した「非上場会社のM&A(合併・買収)の際、市場で株を売買できないことを理由に株価を低く見積もることが認められるかが争われた訴訟」の結果について、一部で驚きの声が上がった。


また、最高裁判例(PDF)は以下。

[PDF]株式買取価格決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件

この一件について、ファイナンスの観点からはどのように考察することが出来るのだろうか。
本件もこれまでと同様、一般の方々にも読んでいただけるような原稿を野口さんに依頼したので、ここに掲載します。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

まずドルを買います。それからユーロを買います。両ポジションを合わせると、結果的に強めの円売りになっていて、円の独歩高が訪れるとき、大きく負けてしまいます。とても基本的なことですが、ドルの買いは円の売り、ユーロの買いは円の売りでもあるわけです。

言葉で書くと、ややこしく感じられるかもしれませんが、こんなふうに考えてみるとよいかもしれません。ドルとユーロと円とを組み合わせて、利益を追うポジションは、以下のような制約を満たす必要があります。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

野口能也の関心アロケーション1

今回のテーマ

「日経平均ボラティリティー・インデックス」
(参考)日経平均ボラティリティー・インデックス - 日経平均プロフィル

ブラックとショールズが見つけたもの


5月の下旬から株価が乱高下を続ける中で、次は「日経平均ボラティリティー・インデックス」はどうかと、さすが敏腕編集長のアンテナは常に鋭いわけだが、しかし"volatility"を「ティー」と伸ばして書くセンスはどうなのかと、そこだけはいつも気になるわけです。日本経済新聞社さん、一服するボラティリ茶じゃないんだぜ。

http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/images/nk225vi_ja_5.png

そもそもボラティリティって何だと、聞かれると困ってしまうのは、この分野に足を突っ込んで、説明を求められたことのある関係者には共通の体験だと思うのだが、ここでは株価の変化の「バラツキ度合い」くらいに考えていただいて差し支えない。バタバタ上下に動いていれば大きく、静かで平和な海のような相場なら小さいわけだ。そしてこの指数は、いわゆるオプション取引と深く関係している。オプション取引が何か知らなくとも、一度くらいは耳にされたことがあるはずと思う、タイトルに付けた、ブラックとショールズの名前とともに。今日は、彼らの発見について話してみたい。
続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

こんな相場だからこそ、「硬派な」投資理論を1から学びたい人に朗報です!

人生を「バランスシート思考」するウェブメディア「FOLIO」でも好評連載中の野口能也さんが丹精込めて書かれた投資の教科書「硬派な投資家は理屈にうるさい」が電子書籍になりました。続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ