アベノミクス、そして日銀の異次元緩和政策を受け、資産インフレが起こり得る思惑から、不動産銘柄、特に時価総額や発行済み株式総数が低い中小型株銘柄が連日活況を呈しています。

売買の中心は主に、不動産ファンドやREIT(上場不動産投資信託)の組成・運用に関わっているケネディクス(東証一部上場)や、いちごグループホールディングス(ジャスダック(JQ)上場)などで、昨年末の株価と比べ、前者が4.2倍、後者がなんと8.1倍にも達しており、両者とも時価総額が1,000億円を超える急激な変貌を遂げています。

彼らは不動産ミニバブルが起きた2007年までに、「不動産流動化関連銘柄」として大証ヘラクレス(現在はジャスダックに統合)や東証マザーズなどの新興市場を席巻し、多くの投資家が日々、株価の動向に一喜一憂していた市場の花形銘柄でした。
何故あえて過去形で表現したかと言えば、彼ら不動産流動化関連銘柄は2007年後半のサブプライムショックや、2008年9月のリーマンショックの煽りを受け、急激な不動産市況の落ち込みも重なり、その後多くの会社が市場から退場しているからです。

当時上場していた主な会社とその後を図にしてみましょう。


figure2
画像を別ウィンドウでみる


プロパストのような特殊な例も含め、民事再生7社、会社更生・破産手続き2社、遅延や基準抵触・業務縮小のTOBなどが3社と、かなり散々な結果となっています。

しかも、関連会社の倒産による貸倒の発生や、保有物件の売却遅延、金融機関からの借入が困難になった事等により資金繰りが急速に悪化、直前の決算予想が黒字だった会社が赤字に修正後、或いは黒字のまま倒産する等、2008年の不動産業界の突然死は市場関係者にかなりの衝撃を与えました。


私自身、デイトレーダー時代にはこれらの銘柄を何度も売買し、時にはある程度の期間持ち越しながら分割発表や上方修正などを利用して収益を上げていたわけですが、直前の決算からは予想がつかないような業績の急変が起き、正直血の気が引く思いでした。

では、それだけ頻繁に皆が買っていたのであれば、株式指標もバブル的な水準にあったのでしょうか?その辺りについて興味のあられる方は、今週発売したばかりのFOLIO(フォリオ)第2号の特集記事「2007年不動産ミニバブルvsアベノミクス相場」をぜひご覧ください。

続きはウェブマガジン「FOLIO」vol.2で!




WRITER

楽天家業(FP)|@rakuten_kagyou
個人投資家CFP®(ファイナンシャルプランナー)兼Webデザイナー(投資手法:ETFトレーダー)専門